今更だけど、ThinkPad X220の改造をしました。
私のLenovo愛の原点ともいえるこのモデルについて、まだまだ使える(と信じている)ので気になっている方に届けばうれしいです。
- ThinkPad X220のメモリ交換
- ThinkPad X220のmSATA SSDの増設
- ThinkPad X220のデュアルブートの可否(Windows11、Mac OS)
\あると便利/
WINTEN ノートPC用メモリ DDR3-1333 16GB(8GB×2枚)
mSATA 128GB SSD 3年保証 (128GB)
※メーカ名は多分「SK」、モデル名は「SK-600」
過去に実装済みの2.5インチSSDとBluetoothドーターカード
SUNEAST SSD
※これの以前はラインナップにあった128GB
IBM/Lenovo Bluetooth ドーター・カード (BDC-4.0) Bluetooth 4.0 60Y3303/60Y3305
過去に実装済みのものについては基本的には今回触れません。
Lenovo ThinkPad X220の基本スペック(当方所有)
マシンタイプ | 4290LG3 |
---|---|
初期導入済OS | Windows 7 Pro |
画面サイズ | 12.5型 |
解像度 | 1366 x 768 |
CPU(APU) | Core i5 2430M 2コア(基本2.4GHz,ターボ3.0GHz) 4スレッド |
メモリー | 4 GB DDR3-1333 空きスロット×1 |
SSD | 2.5インチ 128 GB SSD |
グラフィックス | CPU内蔵 |
発売年 | 2011年 |
Lenovo ThinkPad X220のメモリ交換(実際に使用したメモリ)
さて、一番簡単なメモリ換装。
今回使用したのは最初にも紹介した、WINTEN ノートPC用メモリ DDR3-1333 16GB(8GB×2枚)。
選定理由?
一番安かったから。
ThinkPad X220の裏側、メモリ用のフタを開けるだけですぐ換装が可能です。
あとは引っかかっている部分を外して、まっすぐ差し込むだけです。
あとは正しく起動するか、正しく認識できているかを確認します。

ThinkPad X220のmSATA SSDの増設方法
ThinkPad X220のいいところの一つとして良くあげられるポイント。
2.5インチSSDとmSATAのデュアルディスク構成にできる
2.5インチの方は購入当初にSSDに入れ替え済み(かつ、わざわざ説明しなくても皆さん実施済み)なので今回割愛します。
対してmSATAの方は、キーボード外したりパームレスト外したりが必要になりますが大して難しくはありません。
今回換装に使用したのは最初にも紹介した、「mSATA 128GB SSD 3年保証 (128GB)」
※メーカ名は多分「SK」、モデル名は「SK-600」
選定理由?
一番安かったから。
換装するには、まず裏側のネジを外していきます。
ThinkPadは新設設計なので、どのネジを外すかがマークされているのでそこを外していただけばオッケーです。
ThinkPad X220のパームレストを示すマーク
ThinkPad X220のキーボード、パームレストを示すマーク
今回外すのは全部で7本です。
あ、長さは全部一緒なので混ざってしまっても大丈夫です。
ネジが外せたら、キーボードを奥側(LCDパネル側)にスライドさせると手前側が持ち上げられるようになります。
ケーブル・コネクタがつながっているので、引きちぎらないように気を付けてください…
キーボードの後はパームレスト。
ネジが外してあって、キーボードも外れていればすぐに外せます。
ここもタッチパッドの部分にケーブルがつながっているので気を付けてください。
…写真は撮り忘れました。
んで、ここがmSATAを付ける部分。
mSATA固定用のネジは本体につけてあるので、それを利用します。
んで、またまた認識できているか確認。
※2.5インチSSDにMacOS入れた後に実装したので、MacOSの表示がありますが無視してくだしゃあ。
後は全部元に戻して完了です。
しっかりできてる!
ThinkPad X220のデュアルブートの可否(Windows11、Mac OS)
まあ、ここまで見ていただいてわかるかもしれませんが、ThinkPad X220のデュアルブートは可能です。
SSDひとつでデュアルブートする場合は、Windows→MacOS(Hackintosh)としないとできないらしいです。
SSDふたつ(今回のように2.5インチ、mSATA)とする場合は、どちらからでも大丈夫でした。
なお、大事なことですが、MacOSはMacBookなどを1台以上持ってないとそもそもインストール自体不可(規約違反)なので注意してください。
- 手順1Windows11をインストール
Windows11ですが、ThinkPad X220はMicrosoftの最小要件を満たしていないので自己責任でインストール場合も手順を踏む必要があります。イタチごっこらしいので、ここでの紹介は割愛して私が参考にした動画を共有しておきます。
- 手順2MacOS High Sierraをインストール
続いて、MacOSのインストール(Hackintosh)を行います。ここも、なかなかわかりづらいところがあるので、当方は説明をあきらめます。
参考動画をどうぞ。
注意点
Wifi接続はできません
※内蔵のwifiカードを変更、BIOSを改造BIOSに書き換えれば使用可能になりますが、今回はリスクおよびWindowsでも使用することを考えて断念
Bluetoothは使用できません
※私が搭載したドーターカードが非対応らしく、X220に最初から搭載されているもの(Bluetooth3.0)であれば使用できるらしいですが… - 手順3
ちゃんと動作しておるです。
(おまけ)ThinkPad X220の天板清掃
さてさて、おまけです。
ThinkPad X220が発売されて14年とか経過しているので、当然劣化が出ます。
特に外観。
若干ざらざらした感じのマッドな質感ですが、結構よごれるのですよ…
そこで、ネットに転がるうわさ「メラミンスポンジできれいになる」の検証をしてみました。
天板のラメっぽい部分が若干光り輝いている(残念なことに写真では埃の粒にしか見えないけど)感じになりました。
やらないよりはやった方がよさそうですが、あまり効果は実感できません。
あと、もし加水分解されている場合はこの方法ではどうにもなりません。
以上、おまけでした。
ThinkPad X220の魔改造(メモリ交換、SSD増設、デュアルOS)のまとめ
- ThinkPad X220は改造甲斐がある
- 裏蓋をあければメモリの増設、交換がすぐ行える
- mSATAについてはキーボード、パームレストを外す必要がある
- デュアルブートは可能だが、各種手順が必要
今回使用したパーツ&おすすめパーツ・工具
WINTEN ノートPC用メモリ DDR3-1333 16GB(8GB×2枚)
mSATA 128GB SSD 3年保証 (128GB)
※メーカ名は多分「SK」、モデル名は「SK-600」
過去に実装済みの2.5インチSSDとBluetoothドーターカード
SUNEAST SSD
※これの以前はラインナップにあった128GB
IBM/Lenovo Bluetooth ドーター・カード (BDC-4.0) Bluetooth 4.0 60Y3303/60Y3305
今後はLCDパネルをIPS液晶にして、BluetoothもWifiも使えるようにしたいな…
後はExpressCard スロットを利用してUSB3.0を増設するなんかもやってみたいな…
デュアルブートに関しても、MacOSがあまり活用できなかったらUbuntuなんかも試してみるのも面白そうだな…