Windows11の適用条件や古いPCの影響について解説。
現在のPCが条件を満たしているか確認する方法や、買い替えを検討する際の注意点を紹介。
買い替えについても筆者が愛してやまないLenovoのセール情報や選択肢の一つとしてChromebookの魅力も解説。
Windows11への移行を考えるなら必読のページ。
Windows11がリリースされて幾星霜(現実には4年弱)。

その結果、様々な反応が起こりましたが、
もっとも大きな話題となったのが、Windows11の適用条件(古いPCの足切り)だと思います。
このページでは
- Windows11の適用条件はどういったものか
- 現在使っているPCでの要件適用しているか確認方法はあるのか
- PC買い替えが必要な場合になるべく安く買い替える選択肢
これを紹介したいと思います。
Windows11で使えなくなるPCが大量発生!適用条件は?
現在公表されている情報では、かなりの台数が適用不可とされてしまいそうです。
まずは、公式から発表されている適用条件がこちら。
Windows11の最小適用要件(条件)
- プロセッサ:1 ギガヘルツ (GHz) 以上で 2 コア以上の64 ビット互換プロセッサまたは System on a Chip (SoC)
- RAM:4 ギガバイト (GB)
- ストレージ:64 GB 以上の記憶装置
注意: 詳細は下記の「Windows 11 を最新状態に維持するために必要な空き領域についての詳細情報」をご覧ください。- システム ファームウェア:UEFI、セキュア ブート対応
- TPM:トラステッド プラットフォーム モジュール (TPM) バージョン 2.0
- グラフィックス カード:DirectX 12 以上 (WDDM 2.0 ドライバー) に対応
- ディスプレイ:対角サイズ 9 インチ以上で 8 ビット カラーの高解像度 (720p) ディスプレイ
公式ページより引用
プロセッサ(CPU)については、メーカからサポート対象一覧が公開されている。
目安としてはIntelは第8世代以降のCore CPU、AMDは「Zen+」以降のアーキテクチャ採用のRyzen CPU
若干でもパソコンについての知識がある方なら、この要件のどこで足切りしているのかわかるかと思いますが、このページにはわからない方もいらっしゃるので要点についてもお伝えしておきます。
CPU、メモリ、ストレージの要件だけなら古いPCでも対応しているが…
- プロセッサ:1 ギガヘルツ (GHz) 以上で 2 コア以上の64 ビット互換プロセッサまたは System on a Chip (SoC)
- RAM:4 ギガバイト (GB)
- ストレージ:64 GB 以上の記憶装置
上記CPU、メモリ、ストレージといった主要のパーツだけであれば、結構古めのPCであっても対応自体は可能です。
実際、我が家の居間にあるDVD再生用のPCであってもCPU、メモリ、ストレージの条件自体は満たしていると言えます。
- CPU:Core2 DUO P8400(2.26GHz 2コア)
- メモリ:4GB
- ストレージ:128GB
でもね、Windows11は使えないです。
Windows11の足切り要因と自分のパソコンの確認方法
古いPCを切り捨てるための条件と自分のパソコンはどうなのかを確認するための方法を紹介します。

足切り要因その1:ファームウェア
- システム ファームウェア:UEFI、セキュア ブート対応
古いPCがWindows11で足切りされる要因のひとつが、セキュアブートの要件です。
OSの電子署名を照合する【Secure Boot(セキュアブート)】が有効でないと、適用対象外となります。
その結果、
- BIOSモードがUEFI
- セキュアブートが有効
上記PCである必要がでてきて、「レガシー」は文字通り時代遅れとして取り残されることになります。
実際に私が今ブログ・ライターとして執筆に使用しているPC「Lenovo IdeaPad Slim 350(AMD Ryzen 3 4300Uモデル)※2020年発売」と先ほど登場した居間で使用中のPC「FUJITSU FMV-BIBLO NF/B90D※2008年発売」で確認してみます。

Lenovo IdeaPad Slim 350(AMD Ryzen 3 4300Uモデル)のシステム情報
FUJITSU FMV-BIBLO NF/B90Dのシステム情報
見比べて頂けばわかるかと思いますが、古いFUJITSU FMV-BIBLO NF/B90DではWindows11の最小適用条件を満たせていません。
足切り対象です。
足切り要因その2:TPM(トラステッド プラットフォーム モジュール)
- TPM:トラステッド プラットフォーム モジュール (TPM) バージョン 2.0
古いPCがWindows11で足切りされる要因のもうひとつが、TPM(トラステッド プラットフォーム モジュール)の要件です。
2016年7月28日以降に出荷されるプリインストール機ではTPM 2.0の搭載が原則として必須となっているらしいので、ここ数年で購入した場合は対応していると思われます。
そもそもTPMチップがあるのか、チップのバージョンはどうなっているのかを確認する必要があります。
ふたたび実際に私が今メインで使用しているPC「Lenovo IdeaPad Slim 350(AMD Ryzen 3 4300Uモデル)」と居間で使用中のPC「FUJITSU FMV-BIBLO NF/B90D」で確認してみます。

Lenovo IdeaPad Slim 350(AMD Ryzen 3 4300Uモデル)のTPM
FUJITSU FMV-BIBLO NF/B90DのTPM
さあ。
いうまでもなく、古い方のPCには実装されていなさそうです。
足切り対象です。
足切り要因その3:グラフィックス カード
- グラフィックス カード:DirectX 12 以上 (WDDM 2.0 ドライバー) に対応
古いPCがWindows11で足切りされる要因の最後のひとつが、グラフィックス カードの要件です。
見落としがちですが、ここも結構対応できていないことが多いです…。
みたび実際に私が今メインで使用しているPC「Lenovo IdeaPad Slim 350(AMD Ryzen 3 4300Uモデル)」と居間で使用中のPC「FUJITSU FMV-BIBLO NF/B90D」で確認してみます。

Lenovo IdeaPad Slim 350(AMD Ryzen 3 4300Uモデル)のDirectXのバージョンと使っているデバイスドライバー
FUJITSU FMV-BIBLO NF/B90DのDirectXのバージョンと使っているデバイスドライバー
DirectXは適用要件である12以上になっているのですが、WDDMがバージョンが足りません。
下記ページを確認頂くとわかるかと思いますが、WDDMのバージョンはWindowsアップデートで更新されていなければ、基本的には更新できません。
つまりは、確認してダメだったらダメなのです…。
最小要件に適合していればWindows10から無料アップデート可能
ここまで確認して、すべての要件に適合していた場合、
Windows10(Pro、Home、S問わず)から無料でアップデート可能とのことです!
しかし、ひとつでも要件を満たせていない場合、Microsoftが考えを変えない限りWindows11にアップデートできません。
-
Windows10のサポート期間は現時点で2025年10月14日まで。
Windows7のサポートが終了するときに大きな社会問題となったように、Windows10のサポート終了時も大きな問題となるはずです。
適合していない場合は買い替えが必要になるのは間違いないはず。
ギリギリまで今の物を使い続けて、新しいもので乗り換えるも自由。
早めに買い替えて、Windows11に更新し使い慣れておくのも自由。

このページの最後として、買い替えに向けた提案をお読みいただけると幸いです。
Windows11不適合の機種を使い続けるための方法もあるが…
さて、不適合の機種を使い続けることも不可能ではありません。
というのも、現在使用中のWindows11不適合のパソコン延命には以下の2種類の方法がとれるので。
ただし、ハードルが高かったり、それなりにリスクがあったりします。
Linux、Ubuntuなどの無料OSをインストールして使用する
Linux、Ubuntuなどの無料OSをインストールして使用するという方法は結構多くの人がとっている印象があります。
ただし、パソコンについてそれなりの知識があり、パソコン関連で多少の手間がかかるのも楽しめる人限定です。

WindowsであればWindowsアップデートで各種デバイスのドライバーが自動で当たっていた(※1)ところも、自分でドライバー探してこなければいけないし、フリーソフト/有料ソフト問わずサポートしているOSがWindowsがmacOSだけでそもそも使えないといったこともしばしば…
お試しで使ってみて問題なさそうならいいですが、個人的にはWindowsかmacの最新OSを搭載したパソコンが1台以上ないと将来的に困るかなという気がしています…
Windows11を不適合機種にも強制インストールする方法を使用する
Youtubeなど探せばいくらでも出てくるのがこの「Windows11を不適合機種にも強制インストールする方法を使用する」という方法。
Windows11はインストール/アップグレードするときには、上の方で紹介してきたWindows11の適用条件のチェックが行われ、不適合だと「不適合なのでこのパソコンにはインストール/アップグレードができません」という表示が出て失敗します。
そんなチェックを「Rufas」というフリーソフトを使用し、不適合のパソコンにも半強制的にインストールというのが最近よく行われている方法です。
私も2011年に発売されたThinkPad X220を延命としてこの方法でWindows11にアップグレードして使用しています。

⇒ThinkPad X220の魔改造(メモリ交換、SSD増設、デュアルOS)

そう甘くないのがMicrosoft様です。
1年ちょっと前にこの方法でアップグレードした不適合パソコンがありますが、Windows11の23H2から現状最新の24H2というバージョンにはアップデートされませんでした。
気が付かず23H2のバージョンを使い続けた場合、Windows11だったとしても2025年11月11日にサポートが終了します。
なので、毎年のようにRufasを使った方法でアップデートを行う必要が出てきます。
Microsoftのその方法は認識し、対策を打っているのでRufas側とのいたちごっこの状況ですから、来年以降もこの方法が使用できるか断言できませんが…
愛着のあるパソコン(私でいうところのThinkPad X220のようなもの)を使用し続けるためにこの方法をとるのは個人的には良いかなとも思いますが、これまた1台以上はWindows11に適合したパソコンを持っていないと、ある日突然何もできなくなった…ということが現実に起こりそうなのでやはりおすすめはできません。
Windows11で使えなくなるなら、Lenovoで新しいPCを買うのがおすすめ!
さて、Windows11対策で今持っているパソコンを買い替えるなら、今現時点でとれる選択肢は2つ。
- 最新のWindowsパソコンを購入する
- 最新のChromebookを購入する
Macが選択肢にないのは、このページに訪れている時点でWindowsを使用していると思われるので、使用感が全く違う上に高価なMacをおすすめすると思ったのは違うと思ったから。
中古を購入する選択肢がないのは、説明文に騙されてWindows11が適用できないパソコンを掴まされる可能性があるから。
※上記で紹介したように、不適合パソコンに強制インストールしてあるせいで、気が付いたらサポート期限切れ…というリスクが高い
Lenovoで最新のWindowsパソコンを購入する(現在販売されている製品は初期OSがWindows11)

理由としては、このサイト「Lenovoのノートパソコンをおすすめするサイト」の名の通り、私自身がLenovoというメーカのコスパの良さに惚れ込んでいるから。
メインで使用しているパソコン「Lenovo IdeaPad Slim 350(AMD Ryzen 3 4300Uモデル)」に書いた記事を見て頂けばわかりますが、費用対効果がえげつない。
国内のメーカ〇芝や富士〇なんかで買おうとすると、おそらく20万円ぐらいのスペックのPCが、通常価格で12万円ぐらい、セール期間中で7~9万円ぐらいで手に入ります。
高スペックなPCを求めている人には超お安く、それなりに使えるPCを求めている人にも超お安く。

「インテル® Core™ Ultra」搭載品
まずは、CPUに最新の「インテル® Core™ Ultra」というシリーズを搭載した最新モデル。
何がいいのかってのを簡単に言いますと、
簡単に言うと、とにかくすげえやつなんですよ。
せっかく買い替えをするのであれば、長くストレスなく使えることは大事。
そんな方は、「インテル® Core™ Ultra」を搭載したモデルを選びましょう。
注意点としては出たばかりなので、まだそこまで割引されていないといったところでしょうか…。
(それでも〇芝や富士〇なんかよりは圧倒的に安いですが)
おすすめはこちら↓↓
まずは何より40%オフと安いこと。
CPUはインテル® Core™ Ultraとしては1つ前の世代にはなりますが、「インテル® Core™ Ultra 5 プロセッサー 125H 」を搭載し、オンボードではないメモリを8GB搭載。
さらには注文時に割引率を維持したままカスタマイズが可能で、メモリも16GBに増設して購入することもできますし、ストレージも大容量に変更することも可能。
お買い得だ…
「AMD製CPUのRyzen 5以上]搭載品
そこそこ高性能なPCを求めているけど、できれば安く抑えたい人にはRyzen 5以上が搭載されている製品がおすすめ。
Windows11の適用条件のところ、個人的にはIntelには厳しくてAMDは緩い気がしているんですよね…
それに、AMD製CPUのRyzenは個人的には以下の印象があるのでおすすめしています。
…まあ、個人的にAMD製のCPUが好きなのです。
で、AMD製CPUのRyzenにはグレードがあり、3→5→7→9の順でグレードが高くなります。
Lenovo直販サイトのAMD製CPUでフィルタしてみましたので、一度見てみてその価格に驚いてください…

紹介されてないもの含め、幅広くみて吟味したい

そんな方は最新のセールページを見るのがおすすめ。

Lenovのパソコンを少しでも購入する気になったあなた!
ありがとうございます。
…しかしながら注意点が。
コスパが良く、人気なだけあって納期が遅れがち(ひどいと1か月~2か月かかる場合も…)。
だから、購入前にはRepIDという優先出荷用のID番号を入手してください。
入手方法は、公式サイトから納期でも構成でも何かしら「問い合わせ」をするだけ。
その返答で得られたIDを注文時に入力するのです。
ぜひ実行してください。
Lenovoで最新のChromebookを購入する
ここ数年で一気にシェアを伸ばしてきた存在、Chromebook。
動かすのに必要となるCPUは必ずしも高性能である必要がなく、Windowsだと動作が遅いなどといわれるレベルでも超軽快に動作します。
ストレージも32GB~64GBが標準と、Windowsでは確実に快適さなど考えられないレベル。
しかし、そこはGoogleさんが努力し、
- ストレージは基本的にオンラインのものを利用
- 基本的にはChromeに動作、機能を依存
- 常に最新のパッチ・バージョンが適用され、ローカル保存がほぼないことから専用ソフトなしでソフトウイルス対策もこなす

私は2010年製のmacbookのサポートが切れた際に、お試し用ChromebookともいえるChromiumOSというものをいれ体験しましたが、一言でいうなら「すごい」。
Windows、Macとして使っていた時よりも格段に速く動作し、必要となるストレージもほぼない。
おすすめです。

唯一の注意点としては、パソコンごとにサポート期間(自動更新ポリシー)が決まっており、購入時には注目する必要があります。
基本的にはそこまで高いスペックはいらないパソコンになりますので、以下の特集ページで確認し新しいものを選ぶのがおすすめです。
気になる方は安いモデルでお試しあれ。
Windows11で使えなくなるPCが大量発生!?ならLenovoで新しいPC買っちゃえば?のまとめ
まずは今あなたがお使いのパソコンがWindows11に対応しているか確認してください。
特に重要なのは、以下の3つ
- ファームウェア
- TPM(トラステッド プラットフォーム モジュール)
- グラフィックス カード
もし適応しないところがあったのなら、買い替えも検討する必要があります。
おすすめしたのは以下のPC

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